2009年 09月 01日
今週、英公文書館でMI5のボルマン・ペーパーが公開されたようです。ボルマンとは元ナチス親衛隊大将、副総統のマルティン・ボルマンのことです。ボルマンは1945年4月のヒトラー自殺後、ヒトラーの遺言に沿ってナチス党首となり、密かにベルリンを脱出しようとします。しかしその後の足取りは全く不明であり、ニュルンベルグ裁判では本人不在のまま死刑判決が言い渡されています。最も確度の高い説によるとボルマンは総統地下壕を出てその後ベルリンで自決した、というものでありますが、肝心の死体は見つからないままでした。その後1972年にベルリンでボルマンと思しき人物の白骨が発見されているようですが、これが本物かどうか激しい議論となったそうです。ちなみに『ゴルゴ13』においてボルマンは南米でネオ・ナチの総統となっており、ゴルゴと対峙することになります。
今回公開された資料は、5が戦後もボルマンの足取りを追っていた記録でありまして、ボルマン目撃情報はスイス、イタリア、ノルウェー、ボリヴィア、ブラジルまで及び、最後は「ボルマンはネス湖でネッシーにまたがっている」というようなジョークで登場するまでになります。5(恐らく6やモサドも)が執拗にボルマンを追跡し、それでも発見できなかったのですから、ボルマンが終戦直前のベルリンで亡くなっている可能性は高いでしょう。
ところで日本の総選挙の結果を受け、各新聞は今回の民主党勝利について様々な論調を寄稿しているようです。「フィナンシャル・タイムズ」紙では、「民主党の勝利は政治的革命であり、ここ数年の停滞を打ち壊すものである、と捉えられているが、民主党が大胆な改革を行なうとは思えないし、そうすべきでもない」と民主党政権が現実的路線を採ることを予想しています。また同紙は今回の結果が、国民が社会を改革しようと意図したものではなく、単に自民党にノーを突きつけただけの結果であると報じており、政治的革命ではなかったことを強調しています。一方、「タイムズ」紙は小沢代表代行を「闇将軍」と指摘し、民主党がかつての自民党を髣髴とさせる二重権力体制であること、また自民党の敗北は自らが招いた結果であるとの論調のようです。「ガーディアン」紙などは、イギリスの過去の事例から、「昨日の地滑り的勝利は、明日への幻滅になるかもしれない」と皮肉めいていますが、いずれにしてもイギリスの各紙の論調は、民主党の勝利が織り込み済みであったこともあり、比較的冷静な分析のようです。また各紙の論調から、新政権が外交・安全保障、経済政策面で、これまでのような現実的な路線を採ることに期待がかかっているようです。
今回公開された資料は、5が戦後もボルマンの足取りを追っていた記録でありまして、ボルマン目撃情報はスイス、イタリア、ノルウェー、ボリヴィア、ブラジルまで及び、最後は「ボルマンはネス湖でネッシーにまたがっている」というようなジョークで登場するまでになります。5(恐らく6やモサドも)が執拗にボルマンを追跡し、それでも発見できなかったのですから、ボルマンが終戦直前のベルリンで亡くなっている可能性は高いでしょう。
ところで日本の総選挙の結果を受け、各新聞は今回の民主党勝利について様々な論調を寄稿しているようです。「フィナンシャル・タイムズ」紙では、「民主党の勝利は政治的革命であり、ここ数年の停滞を打ち壊すものである、と捉えられているが、民主党が大胆な改革を行なうとは思えないし、そうすべきでもない」と民主党政権が現実的路線を採ることを予想しています。また同紙は今回の結果が、国民が社会を改革しようと意図したものではなく、単に自民党にノーを突きつけただけの結果であると報じており、政治的革命ではなかったことを強調しています。一方、「タイムズ」紙は小沢代表代行を「闇将軍」と指摘し、民主党がかつての自民党を髣髴とさせる二重権力体制であること、また自民党の敗北は自らが招いた結果であるとの論調のようです。「ガーディアン」紙などは、イギリスの過去の事例から、「昨日の地滑り的勝利は、明日への幻滅になるかもしれない」と皮肉めいていますが、いずれにしてもイギリスの各紙の論調は、民主党の勝利が織り込み済みであったこともあり、比較的冷静な分析のようです。また各紙の論調から、新政権が外交・安全保障、経済政策面で、これまでのような現実的な路線を採ることに期待がかかっているようです。
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by chatnoir009
| 2009-09-01 23:20
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