ロンドンオリンピックにおけるインテリジェンス
2012年 10月 13日
日本スポーツセンター情報・国際部情報研究課の方々から、ロンドンオリンピックのメダル成果に対する分析を伺ってきました。この組織は昨年まで国立スポーツ科学センタースポーツ情報研究部だったのが、スポーツ基本法の成立とともに組織が変更&格上げされたようです。この組織、英語名は「Department of Information & International Relations」でして、肩書だけ見ると「どちらの情報機関の方で?」と本職顔負けであります。
周知の通り、日本代表はロンドンオリンピックで史上最高となる38個のメダルを獲得できたわけですが、金メダルに関しては7個に留まっています。マスコミはメダルの総数で評価していた記憶がありますが、やはり現場の方曰く、この世界では金がすべてなのだそうです。オリンピックにはもともと金メダルしかなく、銀と銅は後から追加されたので、どの国も金メダルの数を基本としているそうです。
金メダルに関してはJOCの金メダル目標が15個であり、日本スポーツセンターの獲得予測も15前後だったそうですので、今回の7個というのは見通しが甘かったとのことでした。ただしこれまでの日本は柔道など一部の競技にメダルを頼り過ぎていたので、ロンドンではより多くの競技団体がメダルを取ったことで裾野が広がり、それが今後に繋がっていくだろうとの分析でした。我々素人はとにかくメダルと考えがちですが、同センターの理念の一つが、日本における様々なスポーツ競技の普及を目指すといったものですので、中韓のようにマイナー競技に力を入れ、とにかく取り易い所でメダル数を増やすというのは、日本のスポーツ振興という観点からは正攻法とは言えないそうです。
いずれにしましてもブリーフィングでは「インテリジェンス」という言葉のみならず、「HUMINT(人的情報収集)」や「OSINT(公開情報)」、といった専門用語が飛び交い、情報分析に関する様々な手法が披露されていました。これまで手探りで行われてきた日本のスポーツ・インテリジェンスは、円熟の域にあるのでしょう。スポーツ・インテリジェンスは毎オリンピックの度に試行錯誤を繰り返し、結果もメダル数としてすぐに出てきますので、現場の方々はそれこそ日々真剣に取り組んでおられるのです。今や海外から見れば、日本のスポーツ・インテリジェンスの方が、外交・安全保障分野における「インテリジェンス」よりも脅威に映っているのかもしれません。
ところで今週、私の所属する研究所ではカルガリー大学のインテリジェンスの専門家、ジョン・フェリス教授を招いて3日間の研究を行いました。その内容はシンガポールの陥落やノルマンディ上陸作戦、そして最近のアフガニスタンにおける無人機運用にまつわるインテリジェンスで、大変勉強になりました。今月は入江昭教授やジム・アワー教授など、引き続き豪華な顔ぶれを招いての研究会を行う予定ですが、現在、某情報組織の長を務められた大物とも交渉中であります。
周知の通り、日本代表はロンドンオリンピックで史上最高となる38個のメダルを獲得できたわけですが、金メダルに関しては7個に留まっています。マスコミはメダルの総数で評価していた記憶がありますが、やはり現場の方曰く、この世界では金がすべてなのだそうです。オリンピックにはもともと金メダルしかなく、銀と銅は後から追加されたので、どの国も金メダルの数を基本としているそうです。
金メダルに関してはJOCの金メダル目標が15個であり、日本スポーツセンターの獲得予測も15前後だったそうですので、今回の7個というのは見通しが甘かったとのことでした。ただしこれまでの日本は柔道など一部の競技にメダルを頼り過ぎていたので、ロンドンではより多くの競技団体がメダルを取ったことで裾野が広がり、それが今後に繋がっていくだろうとの分析でした。我々素人はとにかくメダルと考えがちですが、同センターの理念の一つが、日本における様々なスポーツ競技の普及を目指すといったものですので、中韓のようにマイナー競技に力を入れ、とにかく取り易い所でメダル数を増やすというのは、日本のスポーツ振興という観点からは正攻法とは言えないそうです。
いずれにしましてもブリーフィングでは「インテリジェンス」という言葉のみならず、「HUMINT(人的情報収集)」や「OSINT(公開情報)」、といった専門用語が飛び交い、情報分析に関する様々な手法が披露されていました。これまで手探りで行われてきた日本のスポーツ・インテリジェンスは、円熟の域にあるのでしょう。スポーツ・インテリジェンスは毎オリンピックの度に試行錯誤を繰り返し、結果もメダル数としてすぐに出てきますので、現場の方々はそれこそ日々真剣に取り組んでおられるのです。今や海外から見れば、日本のスポーツ・インテリジェンスの方が、外交・安全保障分野における「インテリジェンス」よりも脅威に映っているのかもしれません。
ところで今週、私の所属する研究所ではカルガリー大学のインテリジェンスの専門家、ジョン・フェリス教授を招いて3日間の研究を行いました。その内容はシンガポールの陥落やノルマンディ上陸作戦、そして最近のアフガニスタンにおける無人機運用にまつわるインテリジェンスで、大変勉強になりました。今月は入江昭教授やジム・アワー教授など、引き続き豪華な顔ぶれを招いての研究会を行う予定ですが、現在、某情報組織の長を務められた大物とも交渉中であります。
by chatnoir009
| 2012-10-13 07:17
| その他

