韓国国家情報学会
2011年 07月 26日
しばらく防衛大学校でインテリジェンスの集中講義を行っていましたが、マニアックな内容にも関わらず連日熱心に聴講していただきました。その際、ローエンタールの和訳本が出版されたことを話していたのですが、聴講者の方から韓国では既に翻訳が出版されているということを指摘されまして、気になって韓国におけるインテリジェンス研究の現状について調べていただきました。すると既にローエンタールの著作は既に『国家情報:秘密から政策まで』として2008年に翻訳されており、それに加えてシャルスキーのSilent Warfareは2007年に、またインテリジェンス分析の名著、Analyzing Intelligence も昨年翻訳されたようでした。
この理由を探っていくとどうやら韓国の国家情報院が2006年に「国家情報学(National Intelligence)」を受験の必須科目とし、その受験用テキストとして『国家情報学』というようなものが数多く出版されている事情があるようです。さらに2007年には『韓国国家情報学会』という学会まで設立されたようで、2006年以降、韓国の各大学におけるインテリジェンス研究は拡充されてきているようです。どうやらインテリジェンス研究においては韓国が先を走っているということになります。
しかしこの動向は日本にとってもある程度参考になります。かつての外交官試験も外交史を必須としていたため、各大学で外交史の講座が開設されたのですが、外交官試験が廃止された後は外交史の講座は顕著に減少しつつあります。すなわちわが国の公務員試験でも、例えば教養試験などでインテリジェンス科目が採用されれば、一気に教育の場でもこの分野が広がるのではないかと思うのですが…。
ところで本日、イギリスからやってきた研究者と話していたのですが、チルコット委員会の最終報告書はどうやらホワイトホールでのチェックで手間取っているようです。そういえばJICのオフィシャル・ヒストリアンに選ばれたマイク・グッドマンももう原稿は書いたがホワイトホールのチェックに時間がかかるというようなことを言っておりました。
この理由を探っていくとどうやら韓国の国家情報院が2006年に「国家情報学(National Intelligence)」を受験の必須科目とし、その受験用テキストとして『国家情報学』というようなものが数多く出版されている事情があるようです。さらに2007年には『韓国国家情報学会』という学会まで設立されたようで、2006年以降、韓国の各大学におけるインテリジェンス研究は拡充されてきているようです。どうやらインテリジェンス研究においては韓国が先を走っているということになります。
しかしこの動向は日本にとってもある程度参考になります。かつての外交官試験も外交史を必須としていたため、各大学で外交史の講座が開設されたのですが、外交官試験が廃止された後は外交史の講座は顕著に減少しつつあります。すなわちわが国の公務員試験でも、例えば教養試験などでインテリジェンス科目が採用されれば、一気に教育の場でもこの分野が広がるのではないかと思うのですが…。
ところで本日、イギリスからやってきた研究者と話していたのですが、チルコット委員会の最終報告書はどうやらホワイトホールでのチェックで手間取っているようです。そういえばJICのオフィシャル・ヒストリアンに選ばれたマイク・グッドマンももう原稿は書いたがホワイトホールのチェックに時間がかかるというようなことを言っておりました。
by chatnoir009
| 2011-07-26 22:29
| インテリジェンス

