チルコット委員会
2011年 01月 29日
先日、神保哲生さん、宮台真司さんがパーソナリティを務めておられる『マル激トーク・オン・ディマンド』に、ジャーナリストの志葉玲さんと共に出演してきました。お題は「イギリスのイラク戦争検証」ということで、現在イギリスで進められているイラク戦争独立検証委員会(チルコット委員会)についてコメントさせていただきました。先週、ブレア元首相が二度目の証言台に立ち、「regrets」という言葉を発したことで注目を集めていますが、肝心の最終報告書はまだ出ない様子です。予定では2010年中に出るはずだったのですが、どうやら調査が長引いているのでしょう。イラク戦争の検証に関してはこれまで4回ほど議会や独立の委員会で行われていますが、過去のものは調査が不十分だったり、調査の論点が限定的でした。今回のチルコット委員会ではできる限り多くの証言や文書を集めて徹底的に検証する姿勢のようで、キングス・カレッジの著名な戦略研究家、ローレンス・フリードマン教授、チャーチルの伝記で有名なマーティン・ギルバード教授という二人の歴史家を迎え、2001年以降のイギリスの対イラク政策というものを包括的に見直しています。お二方とも超一流の研究者でありますが、彼らがイラク戦争肯定派だったという点では人選にやや疑問が残るかと思います。
チルコット委員会が画期的なのは委員会のプロセスが随時公開されており、すべての証言や文書などがネットを通じて誰にでも読めるということにあります。最終報告書は遅くとも今年中に提出されるとは思いますが、我が国もこのような歴史の教訓を学ぶというイギリスの姿勢を見習うべきではないでしょうか。
チルコット委員会が画期的なのは委員会のプロセスが随時公開されており、すべての証言や文書などがネットを通じて誰にでも読めるということにあります。最終報告書は遅くとも今年中に提出されるとは思いますが、我が国もこのような歴史の教訓を学ぶというイギリスの姿勢を見習うべきではないでしょうか。
by chatnoir009
| 2011-01-29 15:08
| 国際情勢

