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ホワイトホール61番地 ~ インテリジェンスを学ぶ

「めちょっく」or「キラやば~☆」?

ウィキリークス

 先週、ウィキリークスが「米国がテロリズムの輸出国として他国から見られた場合(What if Foreigners See the United States as an ‘Exporter of Terrorism?)」と題したCIAの内部文書を公開してから世界中のメディアで話題となっております。先月もウィキリークスは7万件以上にのぼるアフガン戦争関係の内部文書をすっぱ抜き、そのお陰で米軍に協力した数百人規模のアフガン人がタリバンに処刑されたとの報道もあります。この公開に関しては同サイトを支援してきたメディアやアムネスティなどといった人権団体などから批判の声も多く、ペンタゴンは現在このデータを消去するのに躍起になっているようです。この件では既にFBIが動き出し、ペンタゴン内部のリーク元とウィキリークスに対しても捜査の手を伸ばしつつあるようです。どうやら事はペンタゴン、FBIとウィキリークスの対決にまで発展しそうな勢いですが、世界中に散らばる同サイトの拠点を押さえるのは難しそうです。
 この手のリークは例えば1971年にベトナム戦争の内部文書が『ニューヨークタイムズ』紙に告発されたペンタゴン・ペーパーズやその翌年のウォーターゲート事件、また数々の元スパイが執筆したインテリジェンスに関する回顧録などがあるのですが、これらは紙媒体の時代ということで、暴露側もまだ公開する内容を吟味しながら事を進めていたようですが、ウィキリークスとなるともう過激かつ膨大な内部文書をそのままネット上に公開してしまいますので、恐らく文書を逐一検討している暇もないと思います。先月のアフガンに関する文書は多くのヒュミント源を危険に晒しており、またウィキリークス側もそのような道義的配慮にはあまり関心がないようです。恐らく米政府はNSAの能力を駆使してでもウィキリークスによるさらなる暴露を防いでいこうという姿勢なのかもしれませんが、これは言論の自由にも関わってくる厄介な問題だと思います。
 また最近、『ワシントン・ポスト』紙の方でも9・11後のアメリカのインテリジェンスがどうなっているのか、暴露的な内容の記事が掲載され始めています。我々研究者にとってはこれらを活用しない手はないのですが、どうも展開が早過ぎるのと文書の量が莫大でなかなかついていけなくなっているのが現状ではないでしょうか。
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by chatnoir009 | 2010-08-30 21:47 | インテリジェンス | Trackback | Comments(0)
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