The Report of the Anglo-Polish historical Committee
2010年 08月 10日
前にもここで書きましたが、拙著『日本軍のインテリジェンス』が英訳されたことで、世界中から様々なコメント、ご批判をいただいております。日本語版を出した際も、メディアからブログに至るまで色々な媒体で書評を書いていただき感謝しておりますが、どちらかと言えば直接的な意見というか、メールの類はそんなになかったと記憶しています。ところが英語版を出した途端、一般の読者から専門家、はては某国の高官からメールや手紙を、また「まだまだ勉強不足ですよ」と言わんばかりに読書リストや書籍、資料などまでも送っていただいております。その中には私の議論に対する反論や、間違いの指摘なども含まれており、日々大変勉強になっています(C○Aのウェブサイトでも取り上げていただけましたが、これは目を付けられているということでしょうか…)。先日は外○省経由で仰々しく外交行嚢が送りつけられてきたのですが、中には某国大使(※キャーティア大使ではありません)からの感想と何冊もの書籍が同封されておりびっくりしました。大使という殺人的に多忙な職務にも関わらず、私なんぞの本を熟読、コメントまでいただけたことは感謝しないといけません。
それらの本の中で気になったのは、イギリスとポーランド両国の研究者が協力して編纂した公式史、The Report of the Anglo-Polish historical Committee, Intelligence Co-operation between Poland and Great Britain during World War II (2005)でしょうか。第二次大戦中のドイツのエニグマ暗号の解読にポーランドの暗号解読組織、ビュロ・シフルフが先鞭をつけたことは良く知られていますが、本書はそれらの過程を綿密に検証したもので、余り知られていないポーランド側の検証はとても参考になります。恥ずかしながら私はこの書籍について知らなかったのですが(研究者が自分の分野で「知らない」書があるというのは大いなる怠慢、不名誉なことです)、中には極東についての言及もあります。戦前の日本軍による暗号解読もポーランドの協力なしには不可能でしたので、いずれは日本とポーランドの暗号解読協力についても研究を進めていければと考えています。
それらの本の中で気になったのは、イギリスとポーランド両国の研究者が協力して編纂した公式史、The Report of the Anglo-Polish historical Committee, Intelligence Co-operation between Poland and Great Britain during World War II (2005)でしょうか。第二次大戦中のドイツのエニグマ暗号の解読にポーランドの暗号解読組織、ビュロ・シフルフが先鞭をつけたことは良く知られていますが、本書はそれらの過程を綿密に検証したもので、余り知られていないポーランド側の検証はとても参考になります。恥ずかしながら私はこの書籍について知らなかったのですが(研究者が自分の分野で「知らない」書があるというのは大いなる怠慢、不名誉なことです)、中には極東についての言及もあります。戦前の日本軍による暗号解読もポーランドの協力なしには不可能でしたので、いずれは日本とポーランドの暗号解読協力についても研究を進めていければと考えています。
by chatnoir009
| 2010-08-10 22:50
| インテリジェンス

