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ホワイトホール61番地 ~ インテリジェンスを学ぶ

「めちょっく」or「キラやば~☆」?

スポーツ・インテリジェンス

 私もバンクーバー・オリンピックではにわかスケートファンになったクチですが、この間、国立スポーツ科学センターのスタッフの方から、スポーツ・インテリジェンスについて大変興味深いお話を伺う機会がありました。スポーツ・インテリジェンスとは文字通り、トップアスリートや相手選手、ルールや使用器具等に関わる情報を収集・分析し、それをコーチなどのスタッフに進言するものであります。この分野では「インテリジェンス」という言葉も「加工情報」という明確な定義があるそうです。実際に今回のバンクーバー・オリンピックでJOCはスタッフを派遣し、現地での情報収集や分析に努めたようですし、また東京のスタッフも日本でのマスコミの報道などについて情報をバンクーバー送っていたそうです。もちろん現地でもネットで情報を得ることは可能なのですが、現地スタッフやコーチは忙しいためになかなかネットや新聞を吟味している暇もなく、情報セクションからの情報サマリーというものが重宝されていたようです。
 私が感心したのは、①今回の日本代表のメダル獲得数はほぼ予想の範疇であった、②組織として情報部門があるのはJOCだけであり、他国にはない、③情報を重視する競技団体ほど良い成績を残す傾向がある、といったことでしょうか。スポーツ・インテリジェンスが、「競技における確度を高め、偶然を出来る限り排除する」ために行われているというのも納得です。我々はよく予選4~5位の選手に対して「メダル圏内」だと騒いで本選で「神風」が吹くことを期待してしまいますが、やはりこれは主観的な見方であります。スポーツ・インテリジェンスに関わるスタッフはその選手がどの色のメダルを獲得できるのか客観的な見積もりをはじき出しているために、予選の順位に惑わされることはないようです。
 調べてみると、仙台大学などでスポーツ情報戦略というものが研究されており、その目的も「スポーツ情報を分析、加工するなどして戦略的に扱うこと」というまさに我々が日頃から学んでいることですので、どうやら我が国ではスポーツ分野のインテリジェンス研究が最先端なのかもしれません。いずれにしても現在のオリンピックは選手の能力に加え、競技団体の情報戦略やスポーツ医科学など組織力がものを言う状況になっていますので、このまま日本のスポーツ・インテリジェンスが発展していけば次のロンドンは期待できそうです。
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by chatnoir009 | 2010-03-26 22:26 | その他 | Trackback | Comments(0)
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